昨年(2014)の状況は?
地磁気は下図の通り比較的静穏でした。
(図はクリックで拡大、以下同)
日本と欧州/北米間のRBN spotsをViewProp(ZL2HAM)で時系列に図示してみました。
1日目(2014/11/29) SFI 177, SSN 156
2日目(2014/11/30) SFI 177, SSN 153
この時期(11月末)、東京では、
日の出 6:30JST(
2130z)、
日没 16:30JST(
0730z)、南中 11:30JST(0230z)です。
昨年はSFI 177もあったなんて、condition良かったんですね。どうりで10mが開けるはずです。
で、今年は確実にconditionが下がっています。
それでもCQ WW SSBの時(10月末、SFI 106、SSN 63~74)は少しは10mが使えました。この原稿を書いている現在(11/25)、SFI 112、SSN 66です。これ以下に下がりませんように!今のところflares/CMEsも発生しておらず、太陽活動も安定しているようです。
最近のcondition
2015/11/19(木)~11/25(水)までの最近一週間のRBN spotsを積算して、上と同様にplotしてみました。太陽指数は SFI 108~122、SSN 51~77 でした。
一週間を積算しても、CQ WW contestsと比べればspots数がかなり少なく、ギザギザになりますね。大体の傾向と見ていただければと思います。
週末の戦略
Time tableで考えてみました。自分用です。
UTC |
JST |
戦略 |
備考 |
0z~ |
9~ |
15mで北米run開始、呼ばれる限り続ける。(早ければ30分で枯れる?)
呼ばれなくなってきたら20mに下りる。
20mは早ければ2z、遅ければ4:30z頃枯れる。 |
10mが使える可能性は少ない |
2z~ |
11~ |
一番暇な時間帯。 |
飯食う、寝る、ひなたぼっこ、等。 |
4z~ |
13~ |
10/15mほぼ同時にUA9/0聞こえ始めるので、行ったり来たりしてslow pacedにさばく。 |
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6z~ |
15~ |
欧州が10/15mで本格的に開け始める。 |
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7z~ |
16~ |
16:30JSTの日没前後が10mのpeak。15mのpeakは30分ほど遅れるがほぼ同時。 |
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8z~ |
17~ |
17:30JSTにはほとんど10mは閉じるので、15mに下りる。
もう40mで北米も開いている。 |
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9z~ |
18~ |
18JST頃には15mにも見切りをつけて20mに下りたほうがよいだろう。 |
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11z~ |
20~ |
この頃には欧州20mも閉じる。
北米がgray lineに差し掛かるので40/80mを~0JST頃まで徹底的に。 |
北米gray lineは4hrsくらい掛けて遷移する。 |
15z~ |
0~ |
北米のgray line終了。欧州40mが聞こえ始めるかもしれないが、聞こえていないかも。二番目に暇な時間帯。 |
ちょっと休憩。 |
16z~ |
1~ |
欧州向け40mをダラダラと3JST頃まで。 |
低rateの忍耐の時間帯。 |
18z~ |
3~ |
早ければ欧州80mが聞こえるかも??
聞こえなければ40m続ける。 |
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20z~ |
5~ |
JAのgray lineなので、欧州80mに賭ける! |
5:30JST頃から北米20mも開き始める。 |
21z~ |
6~ |
80mは6:30JST頃まで、40mは7JST頃まで可能性があるが、ダメなら諦めてhigh bandsへ。この時間帯は各bandsのcheckが忙しい。 |
北米20mもmultiとしては貴重なので、15mが開くまでは少し粘ってみる? |
22z~ |
7~ |
北米15mのrun開始。10mが使えれば早めに上がる。10mが息切れるまではrunし続ける。 |
22~1zの北米runは最高のrateを叩き出す時間帯。 |
23z~ |
8~ |
10mにどこかで見切りをつけて15mに下りる。 |
10/15mのpeakはほぼ同時。 |
なお、contest用に
HF帯伝播状況の実況中継を行っています。
スマホ・タブレットから見るには、
http://prop.jg1vgx.net/ をbookmarkしておくと便利です。指でpinchして見やすい大きさにして御覧ください。