2014年7月14日月曜日

IARU HFのcondition

今年は何とか磁気嵐の直撃は免れたのですが、1週間前にSSN=256迄上昇した太陽指数(contest当日は145→102)から想像するには何となく今一つなconditionでした。(もしかすると各地域で発生するEsもF層伝搬に影響していたのかもしれません。)

K値に明らかな影響はありませんでしたが、contest開始前数時間に電子流の変動が見られています。

2日間の宇宙天気指数は、
7/12 SFI=145, SSN=145, A=4
7/13 SFI=126, SSN=102, A=5
でした。

次に、RBN spots解析です。過去のdataはこちら(2013年2009~2012年)ですが、昨年迄と違って、今年はbarsの高さを、欧州/北米でそれぞれ最大のbandに合わせてscalingしているので比較の際は注意をして下さい。Contest開始時間が真ん中の縦線の12zです。その右側が1日目のdata、左側が2日目のdataです。画像をclickすると拡大されます。
事前予測(7/1~7/10のRBN dataによる)とは、だいぶ違ってしまいました。事前予測の方法に無理があったものと思われます。参考にして運用された方、御免なさい。

実際の当日dataから読み取れるconditionを纏めてみます。
EU
NA
10m
・はっきりしたopen無し。(予想通り)・はっきりしたopen無し。(予想通り)
15m
・初日の出だしは良かったが、14z台をpeakとして信号が下がり、19zにほぼ閉じてしまった。
・翌日も聞こえ出すのが05z頃と遅く、08z頃peakを迎えた後は信号が下がり、contest終了間際まで持ち直す事が無かった。
・20~23z台に開いたが、予想よりも悪く例年通りだった。
・特に0zを過ぎると、殆ど閉じてしまった。
20m
・弱いながらも殆ど1日中開いていた模様。
・特に夜間は長時間しっかりと開き、15mにも勝る。peakは17z台。
・05~18zにかけて長時間、EU程ではないが比較的しっかりと開いた。
・07z台、14~15z台に二峰性peaksを持つ。
40m
・16~20:30zに開いたが、NAよりは劣る。
・peakは19z台。
・08z~14:30zに比較的しっかりと開いた。
・peakは10~11z。
80m
・16~19:30zにわずかに開いた。・10:00~12:30zにほんの少しだけ開いた。

今年の事前予測よりも、昨年までのcontest当日のdataに似ていたと言えます。

Conditionの下がる来年以降は、20~40mが主力bandsとなる傾向が強まるでしょうか?

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