2015年11月30日月曜日

CQ WW CWのcondition(結果)

先週のpost「週末のCQ WW CWに備える」で、conditionを占いましたが、実際の結果をdataと共に提示しておきます。来年にもきっと役立つはず。予想と比較してみてください。

今年(2015)の結果

地磁気の状態はこんなでした。(図はクリックで拡大、以下同)
ほぼK≦3とはいえ、完全には静穏とは言えず、特に後半にかけてはやや不安定な様子があります。月曜の朝はK=4に上がっていたんですね。

当blogではもうお馴染みの解析、日本と欧州/北米間のRBN spotsをViewProp(ZL2HAM)で時系列に図示してみました。

1日目(2015/11/28) SFI 96, SSN 36

2日目(2015/11/29) SFI 95, SSN 47

先週も書いたように、この時期(11月末)、東京では、日の出 6:30JST(2130z)、日没 16:30JST(0730z)、南中 11:30JST(0230z)です。

太陽指数は予想通り?下がってしまいました。10mはしんどかったですね。

感想

  • 北米方面high bandsは(日本時間)土曜朝は10mはだめだめ、日曜朝は意外に良くて、月曜朝は今一つでした。
  • 欧州方面hihg bandsは、両日午後とも10mは殆ど開かず、15/20mがmain bands。特に日曜は夜遅くまで20mが開けていたことがわかります。
  • Low bandsとくに40mは両日とも北米/欧州とも長時間に亘って開けまずまずでしたので、antennasさえ良ければ楽しめたのではないかと思います。

2015年11月25日水曜日

週末のCQ WW CWに備える

昨年(2014)の状況は?

地磁気は下図の通り比較的静穏でした。(図はクリックで拡大、以下同)

日本と欧州/北米間のRBN spotsをViewProp(ZL2HAM)で時系列に図示してみました。

1日目(2014/11/29) SFI 177, SSN 156

2日目(2014/11/30) SFI 177, SSN 153

この時期(11月末)、東京では、日の出 6:30JST(2130z)、日没 16:30JST(0730z)、南中 11:30JST(0230z)です。

昨年はSFI 177もあったなんて、condition良かったんですね。どうりで10mが開けるはずです。

で、今年は確実にconditionが下がっています。
それでもCQ WW SSBの時(10月末、SFI 106、SSN 63~74)は少しは10mが使えました。この原稿を書いている現在(11/25)、SFI 112、SSN 66です。これ以下に下がりませんように!今のところflares/CMEsも発生しておらず、太陽活動も安定しているようです。

最近のcondition

2015/11/19(木)~11/25(水)までの最近一週間のRBN spotsを積算して、上と同様にplotしてみました。太陽指数は SFI 108~122、SSN 51~77 でした。
一週間を積算しても、CQ WW contestsと比べればspots数がかなり少なく、ギザギザになりますね。大体の傾向と見ていただければと思います。

週末の戦略

Time tableで考えてみました。自分用です。

 UTC  JST  戦略  備考
 0z~   9~   15mで北米run開始、呼ばれる限り続ける。(早ければ30分で枯れる?)
 呼ばれなくなってきたら20mに下りる。
 20mは早ければ2z、遅ければ4:30z頃枯れる。
 10mが使える可能性は少ない
 2z~   11~   一番暇な時間帯。  飯食う、寝る、ひなたぼっこ、等。
 4z~   13~   10/15mほぼ同時にUA9/0聞こえ始めるので、行ったり来たりしてslow pacedにさばく。
 6z~   15~   欧州が10/15mで本格的に開け始める。
 7z~   16~   16:30JSTの日没前後が10mのpeak。15mのpeakは30分ほど遅れるがほぼ同時。
 8z~   17~   17:30JSTにはほとんど10mは閉じるので、15mに下りる。
 もう40mで北米も開いている。
 9z~   18~   18JST頃には15mにも見切りをつけて20mに下りたほうがよいだろう。
 11z~   20~   この頃には欧州20mも閉じる。
 北米がgray lineに差し掛かるので40/80mを~0JST頃まで徹底的に。
 北米gray lineは4hrsくらい掛けて遷移する。
 15z~   0~   北米のgray line終了。欧州40mが聞こえ始めるかもしれないが、聞こえていないかも。二番目に暇な時間帯。  ちょっと休憩。 
 16z~   1~   欧州向け40mをダラダラと3JST頃まで。  低rateの忍耐の時間帯。
 18z~   3~   早ければ欧州80mが聞こえるかも??
 聞こえなければ40m続ける。
 20z~   5~   JAのgray lineなので、欧州80mに賭ける!  5:30JST頃から北米20mも開き始める。
 21z~   6~   80mは6:30JST頃まで、40mは7JST頃まで可能性があるが、ダメなら諦めてhigh bandsへ。この時間帯は各bandsのcheckが忙しい。  北米20mもmultiとしては貴重なので、15mが開くまでは少し粘ってみる?
 22z~   7~   北米15mのrun開始。10mが使えれば早めに上がる。10mが息切れるまではrunし続ける。  22~1zの北米runは最高のrateを叩き出す時間帯。
 23z~   8~   10mにどこかで見切りをつけて15mに下りる。  10/15mのpeakはほぼ同時。

なお、contest用にHF帯伝播状況の実況中継を行っています。
スマホ・タブレットから見るには、http://prop.jg1vgx.net/ をbookmarkしておくと便利です。指でpinchして見やすい大きさにして御覧ください。