8J1MTDという記念局callを使わせていただき参加した
AP Sprint #55 (Summer, SSB)の結果が出たので、早速「一人反省会」を行った。その結果を報告する。
2013年
6/8 SFI=103, SSN=27, A=8
まず当日のconditionだが、実感としてもあまり良くなかった様に記憶している。元々参加局数の少ないcontestだが、後半は特に21MHzがbandが閉じてしまった感じで交信相手が居なくなり困った。
宇宙天気の各指数を見ても、黒点は太陽の裏側に回ってしまったようで太陽指数は底打ちをしており、地磁気もやや荒れ気味で、contest期間はK指数こそ3にとどまっていたがかなり磁気嵐っぽい印象を受けた。
さて当局(8J1MTD)の結果である。QSO数はのべ53局であったが、1局はこちらがnumberを確認する前に居なくなってしまったのでnumber違いで減点となったが、これはまあ仕方が無い。
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15m |
20m |
Total |
Asia-Pacific
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14 |
21 |
35 |
Outside AP |
9 |
9 |
18 |
Total |
23 |
30 |
53 |
次が
公式結果である。
15/20mで交信、
15mのみで交信、
20mのみで交信と色分けした。Log非提出局は最下行に追加した。
"number contest"なので負けていることは試合中に分かっていたが、やはりAsia-Pacific中8位、JA中4位と不本意な結果に終わった。
このcontestはJAからの参加者が多いので、
Sakhalinや台湾からの参加は、多くのJA局とskipなしに交信できて有利なのかもしれない。
Sporadic Eはどうだっただろう?当日の
ionosondeのdataをNICTから調べてみた。
これで見ると臨界周波数は国分寺で7MHz、山川で6MHz、稚内で4MHz程度だから、東京~西日本を中心に軽いSpEは出ていたといえるだろう。
当局はJA1の多くを落としているが、これはskipで仕方が無いとして、他のエリアはこの弱いSpEを利用してもう少し何とかならなかったかなと思う。
JA中4位となったが、claimedで見ると、同じJA1 area局と最大5局、5マルチ(=WPX)離されている。あと5局位は交信できる余地があった筈だ。JAのtopであるJA7NVFとは15局、9マルチ離されている。これはJA1や西日本との交信のしやすさからJA7に有利性があったのだろう。
JA局で局数を稼ぐ事に重要性があるようだから、skipを考えると意外にJA1から勝つのは難しいのかもしれない。JA1の参加局を直接波で拾い集めるために何かantennaの工夫が必要かもしれない。
またAP Sprintのこの部(15/20m SSB)は6月の開催とあって、
Sporadic Eが出ているか否かによってJA局の成績に影響を与えそうだ。出るとむしろJA1局には不利に働くのかもしれないが。