FT-857のCATは後面のminiDIN connector を介して行い、Yaesuからoptionのcable CT-62(3500円)が売られています。しかしこれはPC端がCOM(DB9)端子なので、USB portに繋ぐには別途 USB <=> 232C converter が必要です。そこでUSBと直接繋げられるUSB-CAT cableを製作しました。(FT-817/897でも使えます。)
今となっては入手がかなり困難になってしまったPDC/CDMA時代の携帯電話データ転送ケーブルです。USB <=> TTL の変換が行えます。ただし、FOMAやWIN用の物は使えません。代用するなら、まだ入手可能な TTL <=> 232C レベル変換ケーブル(CT-62相当品)を USB <=> 232C converter と組み合わせて使うしかないでしょう。
Cableの携帯電話側をばらすと、shieldの中から4本の線が出て来ます。
信号はこうです。
黒
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GND
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赤
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+5V
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白
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TxD
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緑
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RxD
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できました。Cableにはclamp式ferrite coresを付けておきます。
さて次に、FT-857の後面miniDIN connectorはATUやlinear ampのcontrol cablesとも共用しています。従ってATUやlinear ampを使う時にはCAT cableをここに接続できません。その場合はMenu commandにより前面のMic端子(RJ-45)のDOWN/UPの信号線にTxD/RxDを出すことが出来ます。RJ-45用のCAT cableをもう一本作るのは無駄なので、IZ0INXやK6XXの資料を参考に、次のような分岐cableを作りました。
LAN cable延長connectorにdrillで穴を開け、中の配線に並列に結線しminiDIN female connectorを取り付けます(RJ-45側は1-TxD, 2-RxD, 7-GND)。これでCATとMicが同時に使えます。
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