筆者が個人でよく使っているTR4WはsoftwareとしてはSO2Rに対応しているものの、まだsound card SO2Rに迄は対応していない。CWは2 portsのWinKeyer USBがTR4Wと連動して問題なく動作することが確認できたので、今回はSO2R用のheadphone切換器のみ制作してみることにした。
audio-technicaのAT-SL31Aというこちらのオーディオ・セレクターを改造して使います。
このような切換器は「AVセレクター」という名前で数社から出ていますが、通常はaudio 2系統、analog video 1系統の計3系統の物が多いです。今回はvideo端子は必要無いことと、他の製品はRCA端子を使っていますが本品はそれと並列に3.5mm mini stereo jackが付いているところが便利なのでこれを選びました。
通常はこのようにして使う物です。
本品は2,000円弱で入手できます。
入力端子は前側に1つ(IN 3)と、
後側に2つ(IN 1, IN 2)、出力端子があります。
通常はこのように手前のbuttonsでIN 1, 2, 3を切り換えるだけの単純な仕組みですが、
改造してbuttonsの働きが次のようになるようにします。
Button Position | Output | |
L | R | |
1 | Radio 1 VFO A |
Radio 1 VFO B |
2 | Radio 1 VFO A |
Radio 2 VFO A |
3 | Radio 2 VFO A |
Radio 2 VFO B |
次のように結線します。
IN 1(L)とIN 2(L)、IN 3(L)とIN 2(R)をRCA cableで結線するだけです。
このままでも実用に供することが出来ますが、見た目が良くないので中身を改造することにします。
本品は裏蓋のネジ2本を外すだけで簡単に開けられます。
以下のようにjumper wiresを半田付けします。これだけでOKです。
こんなにすっきりしました。
Labelsを貼って完成です!
CWでは、WinKeyer USBと組み合わせることによりこれで快適にTR4WでSO2Rが運用できそうです。ただしphoneやdigital modesのcontestsではやはり音声の切換制御が必要なため、本品だけでは対処できず更に複雑な工作物が必要です。
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