その後実際には使用していなかったので、今回Volta RTTY contestにQARTestのテストがてら、出てみることにした。
ごらんのように明らかにCTをbaseにしたと思われる造り。CommandもかなりCTそのままのものがある。逆に言えば、Windowsの利点を生かしきれていないともいえる。
- N1MM LoggerやWin-Test等の最近のWindows basedのloggersに慣れていると、DOSの趣が残るのは使い辛く感じる。Bandmapが無い。
- 今のところItalian interfaceのみ!Google Translate is your friend!!
- Rig controlはOmniRigではなく、proprietaryなもの。当局はIC-706mkIIだが、
きちんと動作しなかった。(追記 2013/7/28:その後ちゃんと動作することを確認しました。) - Digital modeはRTTYのみか。MMTTYと2Toneに対応。MMTTYではFSK, AFSKとも安定動作した。
- 今回は使用していないが、CWはWinKeyにも対応している。
最初からdigital mode contestで用いるのは酷だったかもしれない。余計なwindowsが2つも出るから。今度は是非CWで使用してみたい。
(以下余談)
『FSKが出ない!!』
『FSKが出ない!!』
当局はVolta RTTYとCQ-Mに同時に参加したので、note PCでQARTest(Volta)、5MContest(CQ-M)を同時に立ち上げ、VSPE(splitter)を使ってCOM portsを共有することにした。
ところが、rig controlやCWはちゃんと動作するが、FSKがどうもおかしい。呼んでも全く応答がない。Carrierだけ出ているようだ。試行錯誤し、AFSKなら動作することが分かった。
なぜFSKが出ないのか?ちゃんとEXTFSKは使っている。同じportを使用しているPTTは動作しているようだ。送受信切り替えは動作しているから。
ここではたと気付いた。FSKはVSPEを通してはいけないのだ。FSKはCOM portのTxDを直接叩いている。いわゆるserial通信ではない。それをVSPEでsplitすることはちょっと無理なようだ。DTR(CW)、RTS(PTT)も直接叩いているのだが、元々data信号線ではないためかserial通信でなくても通してくれるようだ。
DTR(CW)、RTS(PTT)はVSPEを通せるが、TxD(FSK)は通せない。
よくよく考えると2つのloggers両方でFSKを使うのではない。今回は片方のcontestだけだから。というわけで、FSKはVSPEを介さず、MMTTY(EXTFSK)で直接実在するCOM port(USB virtualだが)を指定したら、全く問題なく動作するようになった。
ただし、digital modeで同時に2つのcontestsに出る場合(あまりそういうことはないけれど)は、AFSKを使う必要がありそうだ。FSKと同じportを使っていたPTTはそれ専用のCOM portを用意する以外に、「PTT via CAT」を使えばrig controlのlineで制御できる。
尚、以上のtroubleは当局の勘違いによるもので、QARTestの問題ではありません。念のため。
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