2014年4月9日水曜日

JIDX CW準備:県別希少度調査

今週末に迫ったJIDX CW Contestを前に、都道府県multiのrare度について調べてみた。

下表は昨年(2013)のJIDX CW Contestの結果よりQTHを総務省検索QRZ.com、各種blog等を参考に推定し、集計したものである。Log提出した366の国内局の都道府県別内訳、88,490総QSOの都道府県別内訳、それらの対全国比率%を示した。


なお数局はQTHを推定したが、大部分は合っていると思う。 但し4局だけはarea内移動(例:JQ5QQQ/5)でdatabaseから移動地をどうしても特定できなかった。(1、2、5、0 area各1局ずつ)

佐賀や福井が希少なのはわかるが、熊本からのQRVがzeroだった事には驚いた。全般に九州からは参加が少ない傾向があるようだ。

2014年2月22日土曜日

FTDI USB<->Serial(TTL)変換Cableを用いた、Kenwood TS-450/690/790/850/950用Rig Control Cableの製作

この時代のKenwoodのrig control interfaceは、背面のDIN 6pin connector(ACC1)にserial信号がTTL負論理で出ているという大変特殊なものである。

TS-950を使う機会があったので、秋月電子通商で入手できるFTDI USB<->Serial(TTL)変換Cable(税込み 1,340円)を用いて、rig control cableを自作してみることにした。秋月のこのFTDI USB cablesには5V品と3.3V品がありますが、今回使用するのは5V品です。間違えて3.3V品を買わないように・・・(もしかしたら動くかもしれないけど[未確認])。

DIN connectorは秋月では売ってませんので、隣の千石電商かマルツパーツ館等で入手しましょう。
なお、同じideaの物はeBay等で手頃な値段で販売されていますので、こうした完成品を買われても良いと思います。

製作の際には、TS-950SDXの取扱説明書(パソコンコントロールの頁、端子信号表がある)の他、こちらのKL7NAのpageが大変参考になりました。

作り方


秋月のFTDI USB<->TTL Cableのpin端子側をばらし、DIN connectorに配線します。GND、TxD、RxD、CTS、RTSの5本を配線し、FTDI Cable側のVCC 5Vはもちろん配線しません。

注意すべきなのは、TxDとRxD、CTSとRTSはstraight配線ではなくcrossさせることです。

なお、CTSとRTSは配線せず、Kenwood ACC1側のDIN connectorの4(CTS)と5(RTS)を短絡せさせておくだけでも動作します。(つまりこの場合GND、TxD、RxDの3本しか配線しません。)

次に、Kenwoodのrig control通信のTTL負論理に対応させる必要があります。これにはFTDI社提供(無料)のFT_PROGという専用toolを用いてcableに内蔵されているFT232R chipの信号論理を反転させます。EEPROM書き換えですが、特別な治具は不要です。

Download後、USB cableをPCに接続し、FT_PROGを起動します。
EEPROM tabのDevices > Scan and Parse (F5)でcableが認識されるはずです。(認識されないようなら先にFTDI USB cableのdriverをinstallしてください。)
上図のようにHardware Specific > Invert RS232 Signalsと辿り、TxD、RxD、RTS、CTSの4つの信号に反転のcheckを入れ、Devices > Program (Ctrl+P)を実行するだけです。

以上で完成です!!

FTDI USB<->TTL Cableの利点


USB Serial変換chipはFTDI(Glasgow, Scotland)の他、Prolific(台湾)、Silicon Labs(Texas, USA)等が有名所です。後2社の方がcost performanceは良いのですが、信頼性ではFTDIがピカ一のようです。

Prolificは安価なUSB Serial変換cablesによく採用され、人気のある秋月の900円のcableもこのchipですが、困ったことに中国製の偽造chipsが広く出回っています。Prolific社は最近のdriverでは識別対策を取るなどしており、またWindows 8でchipの古いversionには対応しないなど不便な点が出てきています。残念ですが秋月cableはHXAというこの古いversionに該当し(偽造chipではありません、念の為)、Windows 8では動作しなくなっています。(古いdriverなら動作する可能性がありますが、推奨できません。Windows Updateを行うと新しいdriverに上書きされるでしょう。)

FTDIはWindowsの全てのversionに対応していますので、このような心配もなく安心して使えます。

また本記事の応用例として、同じcableを用いてKenwoodだけではなくICOM CI-VやYaesuのTTL信号形式(FT-817/857/897等)用のcableも、同様に作成することが出来ると思います。

2014年2月1日土曜日

Buffalo外付けUSB HDDの修理

HD-CNU2シリーズ
3年以上使ったとは思うBuffaloの外付けUSB HDD(HD-CN1.5TU2)の調子が2~3週前から悪い。自動的に切断、再接続を繰り返す。そろそろ寿命かと思い急いで代替品を注文したが、届く前についにaccess出来なくなってしまった。まずい、まだback upしていない。

症状だが、HDD unitの電源を入れても、PCから全然認識出来ない。とにかくunitの故障なのかHDD本体の故障なのか、開筐して調べることにした。HDDが生きていたら、dataを吸い上げることが出来る。

そういえば、今回は特にHDD故障の時によくある異音は全くしていなかった。Unitの故障だといいのだが・・・・。

開筐はとても簡単で、筐体下面前方のネジ1本を外し、前面coverを外すだけ。Coverの上部は爪で固定されているだけ。後は左右coversを引き抜く。HDDはinchネジ2本で簡単に外れる。

まずHDDを取り外し、別のSATA-USB interfaceを付けてみた。今度は問題なくPCで認識できた。異音もしない。これでdata救済は成功だ。良かった。

ならunitの故障だろう。比較的スカスカの筐体の中にはinterface基板と電源基板しかないが、壊れるものといったら電源基板しかないだろう。
やはりだ。電源基板に超怪しげなcapsを発見。
液漏れしてるし、こりゃダメでしょうな。ちゃんと電源供給出来なくなって切断・再接続を繰り返していたわけだ。

容量・耐圧は2200μF 10Vと1000μF 16V、一応105℃品のようだ。部品を探さなくてはならないが、基板にぴたりsizeなので計測してみる。φ10mm☓20mm高である。交換用capsは直径が1mmでも大きいと入らない。

完全にぴたりではないが、秋月電子で同規格の物(ルビコン、国産品)が簡単に入手できた。高さが同じではないが、直径はφ10mmの物だ。部品代たったの110円也。

2日後、届いたので交換してみる。
少し背が高いのと低いのになったが、スカスカの筐体なので問題ない範囲である。

外したcapsは台湾Ltec(輝城電子股份有限公司)というmakerのLZG series。検索してみると液漏れで有名らしい。規格表によるとφ10mm品は寿命6,000時間だが、うちのPCは常時電源ONに近いから、それ位は確かに使ったかもしれない。しかし105℃で使っていた訳ではないから、やはりこのcaps、寿命は短すぎるよね。

筐体を組み戻したところ、問題なく動作した。成功だ。

2014年1月2日木曜日

CT1BOH Spot Quality Filterを使ってみる

CT1BOHが考案し、AB5KがAR-Cluster(V6)に新機能として実装し、N4ZRが普及促進しているものです(link先pageの前半はCC Clusterの話ですが、後半に図入り解説があります)。N1MM Loggerでの使い方はこちら。(他、こちらこちらこちらこちらの記事も参考になるかもしれません。)

まずこちらのpage等を参考にしてAR-Cluster(V6)に接続してください。

初期設定ではtagsは表示されていません。また選別filtersは何も掛かっていません。Dupe込みのdataが流れてきます。Filterを使うにはまず、次のcommandを入力します。
  • set dx ext skimmerquality
するとtagsがcomment欄右端に表示されるようになります。Tagsは?VQBの4つがあります。その意味はこちらのpageで解説しました。Bustedの場合は正しいと思われるcallsignがtagの横に括弧付きで表示されます。
余りに流れが速いので、まずdupesのみ抑制するには次のようにします。
  • set dx fil not skimdupe
これで「流速」がかなり落ち着くと思います。

実際のコンテスト運用では、例えば次のようにしてB(usted spots)やQタグを除きます。
  • set dx fil not skimdupe and not skimbusted and not skimqsy
かなりすっきりしたdataになりました。まさにcontestでlogging programに取り込むのにお勧めの設定です。Qタグには未確定のQSYやI/Q imageが含まれるのですが、残しておくべきかは難しいところです。)

一方、B(suted spots)だけを試しに眺めてみたい時は、次のようにします。
  • set dx fil skimbusted
面白いbusted callsignsが見られますが、時には誤判定もあるようです。

現在のfilter設定を確認するには、次のcommandを使います。
  • sh dx fil (又は sh fil

2014年1月1日水曜日

Telnet DX Clustersの使用法

当局が運用している下記3つのTelnet DX Clusters nodesの使い方について、別のpageにまとめてみました。

Node Call
Node Software
Host Name
Port
RBN Spots
JG1VGX-7
CC Cluster
ccc.jg1vgx.net 7373
JG1VGX-8
AR-Cluster V6 arc.jg1vgx.net 7000
JG1VGX-9
DXSpider dxc.jg1vgx.net 7300

それぞれcommands体系がかなり違っているので、接続後にfilters等細かい設定をされる方は上記の解説pageを是非御一読下さい。

どのclusterに接続するか?

Skimmer (RBN) spotsが欲しい方は、JG1VGX-7-8に接続して下さい。どちらも源流はreversebeacon.netですので、流れてくる物は(原則として)同じです。
  • 現在RBN spotsを流す事が出来るnode softwareは、AR-Cluster V6CC Clusterの2つだけです。
  • DXCluster.INFOの一覧表上で (+CW Skimmer) と表示されている各国のnodesは当局のnodesと同様にRBN spotsが流れてくる物が多いでしょう。

各node softwareの特徴


CC Cluster (VE7CC)

  • 専用のuser program (CC User)があります。Filters設定等、command lineでの操作は煩雑になりかつ見辛いので、このCC Userの使用がお勧めです。但し慣れる迄に少々時間がかかると思います。
    • GUIで非常に細かいfilters設定が出来、EmailによるDX spotsお知らせ機能もあります。DX huntingにもcontestingにも便利でしょう。
  • Skimmer dupesは初期設定では除かれています。(許可することも可能。)

AR-Cluster V6 (AB5K)

  • 大量のdataを高速かつ軽量に処理出来るため、RBN基幹serversのsoftwareにも採用されています。
  • こちらも専用のclient program (AR-Cluster Client)がありますが、残念な事に現versionは日本語環境では動作しません。Control Panelで英語localeに設定すれば動作しますが、今の所それ程多機能なprogramではないようです。
  • RBN spotsについてCT1BOH考案の品質分析algorithmsが実装されています。特にcontests終盤で悩ませられる各種のbusted spotsや強力局のI/Q imageによる誤spotsを除く事が出来、品質の高いspotsが得られます。

DXSpider (G1TLH)

  • 最も広く使われているので、このsoftwareのcommands群に慣れている方も多いのではないかと思います。
  • Skimmer技術が出来る前の時代に作られ、Perlという比較的遅い文字列処理言語で書かれています。この為高速化、scalabilityに限界があり、大量のRBN spotsを扱う事が出来ません。
    • それでもつい最近迄、2つのRBN基幹serversのうちの1つはDXSpider(を改修した物?)上で動いていました。しかし、2013年のCQ WW CW Contestの際に遂に負荷に耐え切れなくなりpacketsの遅延、lock up等の重大な不具合が生じました。現在は2つの基幹servers共AR-Cluster V6上で動作しています。

2013年12月28日土曜日

軽量Linux distroの比較

既に現役使用から引退している2009年modelのネットブック(下記:dynabook UX/27、XP搭載)に軽量Linuxをinstallしてみようと思い、いろいろ試してみた報告である。
来年以降もXPを使い続けることにはやはり不安がある他、4年も使い続けたネットブックはapplicationsてんこ盛りで遅くて使用に耐えない物になっていた。

筆者は15年程前よりLinuxを使い始め、今もAmazon Cloud上の2台のDebian serversでAPRS-IS serversDX Clusters等を運用しているが、ここ数年Linuxを使うのはserver用途が主で、desktop Linux OSを試すのは本当に久し振りである。

選択のpoints

  • 使い古した遅いmachineにinstallするので、「軽量」であることが最優先。
  • Debian(またはUbuntu)系。これは私の好み。

Linux Mint ★★☆☆☆

Version: 16 (Petra), MATE desktop
調べてみると、現在最も人気が高いdistributionという評価が多く、真っ先にinstallしてみた。複数のwindow managersが選べるというのも良いかもしれない。今回は最新版GNOME 3に準拠したCinnamonの方ではなく、GNOME 2に準拠しより安定性の高そうなMATEというwindow managerのversionを選択した。

しかし次の点で私の好みに合わないため、残念ながら真っ先に削除してしまった。
  • 重い。無駄が多すぎる。
    • あらゆるapplicationsがpre-installされている事が特徴らしいが、逆に言えば不要な物まで最初から入っているという事である。例えば、LibreOffice等必要であれば簡単にinstallできるのだから、「全部入り」がmeritとは余り思えない。筆者はこのblogのtheme選択を見れば分かるようにかなりのminimalistであるから、筆者の嗜好に合わないのである。
    • Windowsと同じ操作性を求める方には、この点は確かに良いのかもしれない。Core i7等搭載の新鋭機であれば、速度の点は問題にならないと思う。しかし速度やresourcesにcriticalな陳旧機向きではない。
  • Designが好みでない。
    • 目障りな黄緑色とかmetallic silverが筆者の審美眼に全く訴えかけない。そう言えば似たようなthemeがXPのdefaultにもあったなあ・・・。これは機能とは全く関係が無いが、毎日使いするには筆者にとっては重要なpointである。

Xubuntu ★★★☆☆

Version: 13.10 (Saucy Salamander)
Ubuntu派生distributionの一つ。Window managerに軽量なXfceを使用している。これはかなり良かった。
  • Designがsimpleで美しい。
    • minimalistの筆者に十分に訴えかけるsimpleさと機能性である。
  • 完成度がかなり高く、最小限の利便性も備える。
    • 次に述べるLubuntuに比べて、Settings Manager(WindowsのControl Panelに相当)や画面下部のlauncher等、若干便利な点があると思った。
しかし、次の点に不満が残った。
  • Ubuntuと比べてそれ程軽くない。
    • 自分で実験した訳ではないが、他siteのbenchmark dataを見たところ、memory使用量について次のような結果があった。
      • Ubuntu ≒ Xubuntu > Lubuntu
    • ただし筆者は2G RAMをinstallしてあり、これを使い切るようなheavyなtestはしておらず、実感としてはLubuntuと比べて必ずしも遅いとは感じられなかった。(Linux Mint PetraはXubuntu、Lubuntuより明らかに遅かった。) 

Lubuntu ★★★★

Version: 13.10 (Saucy Salamander)
これもUbuntu派生distribution。軽量化を主眼に開発されたLXDEという専用のwindow managerが使われている。これまで挙げた3つのdistributionsのうちでは最も筆者の趣向に合うものだった。
  • Ubuntu派生distributionの中では最も軽量(多分)。
    • 起動もかなり速い。
    • ただし、少し前のversionsに比べてやや遅く(重く)なっていると記載されたsitesもあった。筆者自身が比較していないので実際のところは分からない。
  • Designがsimpleで美しい。
    • Xubuntuと同じ濃青を基調とした目に優しいdesktopは大変好感が持てる。
    • Xubuntuのような集約的なControl Panelは無いが、特に困るものでもない。
    • Launcherとしては、WindowsのQuick Launch Toolbarのように、頻用applicationsへのshortcutsを並べることが出来る(画面左下)。

CrunchBang Linux ★★★★★

Version: 11 (Waldorf)
最後にinstallしたのだが、ついに筆者の理想のdistributionに辿り着いた、という感じである。「もう絶対コレしか無い!」と思っています。
  • 一切の虚飾を排し、軽量化を極限まで追求した形。
    • 起動はめちゃめちゃ速いです。
    • Ubuntuより更にbasicなDebianをbaseにしています。
  • Simpleで見た目が最高に美しい。
    • 違いの分かるminimalist専用のdistributionでしょう。Openboxという超軽量window managerを使用。
    • Ubuntuの茶色でもなく、Mintの緑/銀でもなく、Xubuntu/Lubuntuの紺でもなく、monotonousなgrayscaleをsiteにもdesktopにも採用。この潔さ。
  • 使い易い。
    • Launcherはありません。Hotkeyです。特に、普段使い道のない"Windows" key("Super" key)を使えるのは良いと思う。Browserも、terminalも、file managerも、hotkeyで一発呼び出しです。スゴイ!
    • Conkyというsystem monitorがdefaultでinstallされていて、desktopにmemory使用状況、CPU使用率、Shortcut Keys hintなどが表示(+更新)されていて、とても便利です。

感想とまとめ

  • 数年振りに各distributionsをinstallしてみて、昔と比べてdesktop Linuxの完成度はかなり上がっていると感じた。
    • 昔からLinuxはinstallまでは簡単だが、bugsや制約も多く、日本語入力環境を構築するのさえ苦労した。Devicesも対応していない物もあり、printersを動かすにも大変だった。
    • 昔、VineLinuxという完成度の高い日本製distributionがあった。(今もあることに少し驚いた。)日本語環境がちゃんと動く、唯一の「使い物になる」Linux distributionだったと思う。海外発distributionsも、今はdefaultで日本語対応がなされ、ほぼあの水準の完成度に達していると感じた。
    • 日本語環境は、ibus-anthyやibus-mozcを事後にinstall、設定する必要があったが、何の支障もなく動いた。Defaultで「全角/半角」keyが動作するのには、昔のLinuxを知る筆者はちょっと感激した。
    • Printersはmakersのsitesからdriversをdownloadし、指示通りにinstallしたらCUPSでそのまま動いた。これは素晴らしい事だと思う。ほぼWindows並にprintersが使えるのだから。
  • しかし今でも、筆者はLinuxがWindows代替になるとは思っていない
    • 完成度は確かに上がった。しかし、所詮freeの物であるから、bugsはたくさん残っている。正式対応されていないdevicesもまだまだ多い。kernel levelのbugsも少しはあってもおかしくない。
    • 実際に、筆者の環境でもいくつかの不具合があった。例えば、無線LANが頻繁に途切れたり。しかし大抵の場合は、Google先生に聞けば5~60分以内に問題は解決できた。昔は解決法を検索するのに丸一日~数日かかったり、解決できない問題もかなりあった。
    • 対策はconfig filesの修正等のcommand line levelの作業となり、そういうのに慣れていない方には難儀に感じる所かも知れない。しかし、Linuxを使う以上は、そうした作業はまだまだ避けられないと思う。つまり、まだ一般向けとは言えない、という事だ。
    • Linuxが簡単に動くようになったとは言っても、Windows用applicationsが簡単に動くようになったわけではない。世の中はcloud basedになったから、web browser(とflash player)さえ動けば、日常のある程度の作業は出来るようになった。この意味で、sub machineとして、あるいはネットブックとして(つまりweb検索とemail送受信が主)なら十分に使えるとは思う。
  • Windows XP support終了後も、筆者のmainのPCはLinuxでもMacでもなく、Windows(7または8)だと思う。趣味、仕事を問わない。
    • MicrosoftやWindowsが好きでも無いのだが、やはり日常作業の生産性が一番高いのはWindowsである。Macに比べて市場価格もこなれており、machinesの性能も高い。
  • Linux distributionは軽量でなくてはならないと思う。
    • 新しいCore i7のmachineを購入して、Windowsを消してLinuxを入れて日常作業に使う人がどれだけ居るのだろう?筆者は勿体無くてそんな事は絶対に出来ない。
    • となると、desktop Linuxの利用価値は、今回のように使い古したmachinesを再生する等の用途が多いのではないだろうか?そうすると、Linux Mintのような「全部入り」の重いdistributionよりは軽量distributionsの方が利用価値が高いと思う。そもそも、Windows XPが使い続けられてきた理由の一つは、Vista等後継OSに比べて軽量で安定しており、陳旧機にも使えて、またdevicesにも多く対応していた事なのだから。

2013年12月11日水曜日

N1MM LoggerとMorse Runnerとの連携

以前そんな事が出来ると聞いた事はあったが、やり方が分からなかったが、ようやく分かったのでここにご紹介したい。これはN1MM Loggerを使う方にとって、CW contestsの事前練習として最適だ。せめて先月のCQ WW CWの前にこれを知っていれば・・・。


用意するもの

この2つは、ここを見ている皆さんのPCにはもう既にinstallしてあることと思います。
さらに必要なのはN1MM LoggerとMorse Runnerとの連携プログラムで、K7OG提供の物です。
詳しい事は作者K7OGの解説をお読みください。(読まなくても動作させられますが。)YouTube動画もあります
なお、AutoHotkey(freeware)をinstallしてscript fileを使う別法もありますが、上記のexeファイルを使用する方法が簡単です。(AutoHotkeyのinstallは不要。)

手順


で、使い方は超簡単。上記3つのprogramsを起動させるだけです。(N1MM Logger -> Connector -> MorseRunner の順に起動します。)また、次のように設定すると使いやすいです。

N1MM Logger

  • ConfigurerでCWを送出する設定にしておきます。Rigは接続されていなくて構いません。DummyのCOM portでOKです。(普通にN1MM LoggerでCW運用する設定のままRigをOFFにしておく。)実際のCW(音)はMorse Runnerが発生させます。
  • Run modeにしておいてください。(Alt-U)
  • ESMONが良いです。
  • LogとしてCQWPXCWで新しいlogを作成しておきます。何度も繰り返して練習する時は、Morse Runnerのstart前にN1MM LoggerでWIPELOG(Entry窓にそう入力)するとlogが初期化されます。

Morse Runner

  • Run buttonを押してstartさせるだけです。

おまけ(窓の整理の仕方)


N1MM LoggerのBandmap等の窓はこの「練習環境」では不要ですので、例えば上図のように窓を並べると使いやすいでしょう。Morse Runnerの窓も見えていないといけません。普段使っているN1MM Loggerの窓の位置に影響を与えないようにするには次のようにします。
  • 普段使いのN1MM Loggerの窓配置を保存するために、まず「Tools」>「Save Window Positions」を実行します。
  • 「OPON」(又はCtrl-O)のoperator切り替え機能を用いて適当なoperator名(例「MRUNNER」)にoperatorを変更します。Info窓で確認してください。
  • 上図は一例ですが、好みの窓位置に配列しなおしたら、再度「Tools」>「Save Window Positions」を実行します。
  • この状態で、operatorを切り替えることにより、普段使いのN1MM Loggerの窓配置と、このsimulator用の窓配置を切り替えることが出来るようになります。Hooray!